
TCDのWordPressテーマ「BLAZE」は、コーポレートサイトとしての信頼感を保ちながら、トップページをランディングページのように構成できる点が大きな特徴です。
その為、SaaSやソフトウェア、アプリ販売など、自社のサービスや商品を売り込みたい企業向けに設計されています。
この記事では、BLAZEの特徴・メリット・デメリットなどを解説し、どんなサイトに向くテーマかを書いていきます。
主な特徴
商品を印象的に見せるデザイン
https://tcd-theme.com/tcd120からの引用画像
「BLAZE」の特徴は、ファーストビューで商品画像を演出付きで表示できる「プロダクトフェードイン」機能です。
キャッチコピーと並べて商品ビジュアルを浮かび上がるように表示でき、SaaSやアプリのトップページで訪問者の興味を引きつけやすい構成になっています。
また、通常のスライダー表示にも切り替えられるため、一般的な企業サイト寄りの落ち着いた見せ方にすることも可能です。
他にも動画をヘッダーに使うこともでき、画像と動画の両方に対応しています。
そしてフォントは日本語と英語のシステムフォント、Webフォントを合わせて全23種類が用意されており、リードコピーや見出し、本文ごとに別のフォントを指定できます。
成約に向けた導線が標準で組み込まれている
https://tcd-theme.com/tcd120からの引用画像
トップページはランディングページ的に構成されており、興味関心を引いてから感情を動かし、価格や機能などの条件提示につなげる流れがテンプレートとして用意されています。
また、サービス紹介と導入事例(お客様の声)を相互にリンクできる仕組みも特徴的です。
特定の商品ページにその商品を使った導入事例を紐づけて表示できるため、BtoBで
「実績を見せて成約につなげたい」
という運用に向いています。
他にも下層ページとしてランディングページを無制限に作成でき、セミナー告知、求人採用、資料請求といった目的別のLPを複数運用することも可能です。
有料記事販売や会員機能を標準搭載
https://tcd-theme.com/tcd120からの引用画像
「BLAZE」には、Stripe連携による有料記事販売機能が標準で搭載されています。
会員登録、マイページ、購入後のサンクスメールといった一連の機能がテーマ側に組み込まれており、別途プラグインを組み合わせなくても、コンテンツ販売の仕組みを動かせます。
ちなみにこの機能は2026年2月のVer2.0アップデートで追加されました。
記事単位で価格を自由に設定できるため、有料のレポートや限定コンテンツを販売する用途にも転用できます。
TCDテーマオプションで簡単にサイトを作り込める
TCDテーマ共通の管理画面「TCDテーマオプション」から、カスタムカラー、プリセットカラー、ロード画面、ホバーエフェクト、パララックスといった見た目の調整が可能です。
ランディングページの横幅をピクセル単位で調整したり、ヘッダーやフッターの表示・非表示を切り替えたりといった調整も、コードを書かずに管理画面から行えます。
勿論、ブロックエディタとクラシックエディタの両方に対応しており、無料の専用プラグインを併用するとクラシックエディタ側でクイックタグを活用した記事作成もできます。
サイトタイプ別の使いやすさ
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「BLAZE」が得意とするのは、
- SaaSやサブスクリプション型のサービス
- 自社プロダクトを抱える企業のコーポレートサイト
- コンサルティング会社や士業の公式サイト
など、「売りたいサービスや商品が明確にあるサイト」です。
一方で、純粋なブログメディアや物販EC、個人のポートフォリオサイトには機能がオーバースペックになりやすく、別のテーマのほうが扱いやすい場合があります。
料金・ライセンス
「BLAZE」の価格は税込40,590円で、買い切り型のWordPressテーマで、オンラインマニュアル、Q&A集も付属されています。
月額料金やサブスクリプション料金はなく、一度購入すれば追加費用なしで使い続ける事が可能です。
ちなみに価格は変更される可能性もあるので、必ず公式サイトで確認することをおすすめします。
また、購入者本人が所有するサイトであれば、サイト数の制限なく利用可能で、例えば自社で複数のメディアやサービスサイトを運営している場合でも、追加でライセンスを買い足す必要はありません。
一方で第三者が所有するサイトに使う場合は、別売の限定ライセンス(税込33,000円・3年間有効)を購入する必要があります。
そしてアップデートは無料で提供されており、リリース後も継続的に機能追加と不具合修正が行われており、直近だと2026年5月に更新されています。
メリット
サービスと導入事例を紐づけて見せられる
サービスページに、そのサービスを実際に導入したお客様の声を紐づけて表示できる仕組みは、BtoBサイトでの成約導線に直結しやすい機能です。
「このサービスを使った企業の事例」
がサービスページ内で完結して見られるため、訪問者が複数のページを行き来する負担が減り、検討から問い合わせまでの流れがスムーズになります。
有料記事販売やコンテンツ販売を始めやすい
会員登録機能とStripeによる決済機能がテーマ側に組み込まれているため、別途プラグインを組み合わせなくても、有料記事の販売を始められます。
マイページやサンクスメールも標準で用意されているため、コンテンツ販売を試したい個人事業主や中小企業にとって、立ち上げのハードルが下がります。
自社の複数サイトに使い回せる
通常ライセンスでは、購入者本人が所有するサイトであればサイト数の制限なく利用できます。
事業会社が複数のサービスサイトやランディングページを運用したいケースでは、テーマ代の40,590円だけで複数サイトに同じデザイン基盤を使えます。
タイポグラフィの自由度が高い
システムフォントとWebフォントを合わせて23種類が搭載されており、リードコピー・見出し・本文ごとに別のフォントを指定できます。
ブランドイメージに合わせて雰囲気を作り込みやすく、見出しのインパクトと本文の読みやすさを両立しやすい設計です。
デメリット・注意点
価格がWordPressテーマとしては高め
「BLAZE」の価格はWordPressテーマとして見ると比較的高価格帯となっています。
とは言え、制作会社に「BLAZE」の様な綺麗なデザインに、成約率をアップさせる事に特化した機能が付いたサイトを依頼するとなると初期費用で数十万、または年間の維持費も掛かってきます。
そう考えると買い切りで約4万円という価格は安く見えると思います。
細部の見た目調整にはCSSの知識が必要になる場面がある
管理画面から多くの設定を変更できますが、細部を微調整やサイトの構成を大幅に変えたいとなるとカスタムCSSの記述が必要になります。
テーマオプションのカスタムCSS欄に追記する形での運用が前提になるため、コードに不慣れな場合は学習が必要です。
ブログ単体や物販ECには機能が合いにくい
「BLAZE」はサービスを売り込むサイトに最適化されているため、純粋なブログメディアや、WooCommerceのような本格的なEC機能を中心に据えたいサイトには機能の方向性が合いにくいです。
物販EC向けには別系統のテーマが用意されているため、用途を見極めて選ぶことが大切です。
おすすめな人・おすすめしない人
おすすめな人
- SaaSやサブスク、アプリなど自社プロダクトを抱えていて、コーポレートサイトとLPを1つにまとめたい事業者
- 会社サイトをリニューアルし、訴求力と信頼性を両立させたい中小企業のマーケティング担当者
- コンサルティング会社や士業、制作会社など、複数のサービスと導入事例を見せたい運営者
- 自社で複数のメディアやサービスサイトを運営しており、追加費用なしで同じテーマを使い回したい人
- 有料記事販売やコンテンツ販売をテーマ標準機能で始めたい人
おすすめしない人
- 趣味のブログや個人ポートフォリオを軽く立ち上げたい人
- WooCommerceなどで本格的な物販ECサイトを構築したい人
よくある質問
無料テーマとの違いは?
「BLAZE」は、LP的なトップページ、サービス紹介と導入事例の相互リンク、有料記事販売、ランディングページの無制限作成といった機能が、最初からテーマ側に組み込まれている点が無料テーマとの大きな違いです。
同等のサイト構成を無料テーマで実現しようとすると、複数のプラグインの組み合わせや独自のカスタマイズが必要になりがちで、運用開始までに時間がかかります。
特に「BLAZE」の様な完成度の高いデザインを作りたいとなると、多くの知識が必要です。
どんなサイト作りに向いている?
SaaSやソフトウェア、アプリ販売など、自社のサービスや商品を売り込みたいサイトに向いています。
コーポレートサイトの体裁を保ちながら、トップページをランディングページ的に見せたいケースや、サービス紹介と導入事例を相互にリンクして成約導線を作りたいケースで力を発揮します。
コンサルティング会社や士業、制作会社などのサービス業の公式サイトにも合う設計です。
初心者でも使える?
テーマオプションのインポート機能を使えば、デモサイトのような構成を初期設定として取り込めるため、ゼロから組み立てる場合に比べて構築の負担は軽くなります。
管理画面からのカスタマイズ範囲も広く、コードを書かずに色やレイアウトを調整できます。
ただし、細部の見た目を整える際にはCSSの追記が必要になる場面もあります。
サポートやマニュアルはある?
メールおよび問い合わせフォームから受け付けるサポート窓口が用意されています。
マニュアルは購入後にダウンロードでき、TCDテーマ全般のカスタマイズ事例をまとめたサポートサイトも公開されています。
複数サイトで使える?
購入者本人が所有するサイトに限り、サイト数の制限なく利用できます。
たとえば自社で運営する複数のサービスサイトやコーポレートサイトに、同じBLAZEを追加費用なしで使えます。
一方で、第三者が所有するサイトに使いたい場合は、別売の限定ライセンス(税込33,000円・3年間有効)を購入する必要があります。
まとめ
この様に「BLAZE」は、コーポレートサイトとランディングページを1つのテーマで両立できる、SaaSやサービス事業者向けのWordPressテーマです。
商品を印象的に見せるファーストビュー、サービスと導入事例を相互にリンクできる仕組み、Stripe連携による有料記事販売など、成約に直結する機能が標準で揃っています。
価格は他のテーマと比べてやや高めですが、制作会社に依頼するのと比べれば圧倒的に安いです。
自社で複数サイトを運用したい事業者や、プロダクトを売り込むサイトを立ち上げたい人にとっては、機能と費用のバランスが取りやすい選択肢になります。
自社プロダクトを軸にサイトを構築したい方は、デモサイトを確認したうえで、自分の事業との相性を検討してみてください。





