【TCD】GRAVITY 特徴やメリットとデメリット!おすすめ出来る人について!【WordPressテーマ】

GRAVITY」は、TCDが販売する不動産物件ポータルサイト専用のWordPressテーマです。

物件の検索・管理機能をはじめ、路線・駅データの一括インポートやユーザー向けのマイリスト機能など、大手ポータルサイトに匹敵する機能をテーマ単体で備えている点が特徴です。

 

価格については税込198,000円と、WordPressテーマとしてはとんでもなく高額に見えますが、不動産ポータルシステムをゼロから開発する場合のコストと比較すると、大幅なコスト圧縮が期待できます。

この記事では、GRAVITYの特徴・メリット・デメリットを解説していきます。

目次

主な特徴

不動産ポータルに必要な全8種の物件種別に対応した設計

https://tcd-theme.com/tcd111からの引用画像

GRAVITY」は、

  • 賃貸マンション
  • 賃貸戸建て
  • 賃貸事業用
  • 売買マンション
  • 売買戸建て
  • 売買事業用
  • 売買土地
  • 売買一棟ビル

これら全8種類の物件種別に標準対応しています。

物件種別を選ぶと、管理画面の入力項目が自動的に切り替わる仕組みになっており、たとえば売買マンションでは「管理費・修繕積立金」、賃貸マンションでは「管理費・共益費」が自動表示されます。

賃貸と売買を混在して扱う不動産会社でも、1つのテーマで業務をカバーできる設計です。

物件検索に必要なエリア・路線・駅データを管理画面から一括インポートできる

https://tcd-theme.com/tcd111からの引用画像

都道府県・市区町村・路線・駅のデータは、総務省データをもとに管理画面から数クリックで一括インポートできます。

JR・地下鉄だけでなく、LRTや路面電車などマイナーな路線にも対応しており、地方の路線を扱う会社でも導入しやすい仕様です。

また、都道府県ごとに絞り込んでインポートでき、該当する都道府県の沿線も同時にインポートされます。

問い合わせフォームへの物件情報の自動連携

https://tcd-theme.com/tcd111からの引用画像

物件ページから問い合わせフォームに遷移すると、物件名とページURLが自動で入力される機能が搭載されています。

「どの物件への問い合わせかわからない」

という現場の課題を解決できる機能で、物件ごとに個別設定する必要がなく、一括設定で対応できます。

ちなみに「Contact Form 7」と組み合わせて使用する仕様となっています。

ユーザーが物件をお気に入りに登録・検索条件を保存できるマイリスト機能

デモサイトからの引用画像

閲覧履歴・お気に入り物件・検索条件の保存機能(マイリスト)が標準で搭載されており、大手ポータルサイトで当たり前に使われているユーザー体験を、簡単に実現できる機能です。

ユーザーが使いやすいサイトを作ることで、再訪問の促進や問い合わせ数の向上につながることが期待できます。

管理画面からコードを書かずにカスタマイズできるTCDオプション

https://tcd-theme.com/tcd111からの引用画像

色・フォント・ヘッダーのデザイン・トップページのコンテンツ構成・アーカイブページの設定などを、管理画面のTCDオプションからコードなしで調整できます。

なのでWordPressの基本的な操作ができれば、専門知識がなくても自社スタッフだけでサイトを運営・更新できる設計です。

検索項目は物件種別ごとに表示の有無・並び順をドラッグ&ドロップで設定できます。

スタイリッシュなデザインとスマートフォン向けの導線設計

https://tcd-theme.com/tcd111からの引用画像

大きなビジュアルと中央配置の検索ボックスを組み合わせたモダンなデザインが特徴で、物件情報が多くなっても余白・フォントサイズ・行間を緻密に設計した見やすいレイアウトが維持されます。

加えて、PC・タブレット・スマートフォンに対応したレスポンシブデザインで、スマートフォン向けのフッターバーやサイドボタンも標準装備されています。

また、物件ページのレイアウトは1カラム・2カラムの切り替えやカラム幅の変更が可能で、掲載情報量に応じた調整ができます。

料金・ライセンス

GRAVITY」の価格は税込198,000円(税抜180,000円)で、オンラインマニュアルとQ&A集も付属しています。

そして追加の月額費用は発生しない買い切り型なので、テーマ自体に追加で継続コストはかかりません。

ちなみに価格は変更される可能性もあるので、必ず公式サイトで確認することをおすすめします。

また購入時に付与される通常ライセンスでは、購入者本人が所有・管理・運営するサイトであれば、サイト数の制限なく利用できます。ただし、第三者が所有するサイトへの利用はできません。

 

もし第三者のサイト制作に使う場合は、限定ライセンス(税込33,000円・証書発行から3年間有効)が別途必要です。その場合の合計費用は税込231,000円になります。

そしてサポートはメールのみで、インストール・初期設定・使い方が対応範囲です。WordPressの基本操作・サーバー設定・カスタマイズは対象外となっています。

アップデートに関してもテーマの不具合修正や仕様変更などが継続的に行われており、現に「GRAVITY」も直近だと2026年3月にアップデートされています。

メリット

不動産ポータルのゼロ開発と比べた場合のコスト削減幅が大きい

不動産物件検索システムをゼロから開発すると、一般的に1,000万円以上のコストがかかるといわれています。

GRAVITY」はその機能の多くをテーマ単体で実装しており、初期費用を約20万円に抑えられます。

それ以外にも、不動産向けのプラグインやシステムを組み合わせた構築(40〜60万円以上)と比較しても、コスト面での優位性があります。

物件登録が増えるほどSEO上の内部リンクが強化される仕組みがある

物件を登録していくと、関連性の高い物件ページ間に内部リンクが自動生成される仕組みになっています。

「〇〇県の賃貸マンション」「〇〇駅近くの物件」のようなアーカイブページも、物件数が増えるほど自然と強化される設計です。

物件の掲載自体がSEO資産の積み上げにつながる構造のため、長期的な検索流入増加を狙いやすい点は自社集客を強化したい不動産会社にとってプラスに働きます。

WordPressの基本知識があれば社内スタッフだけで立ち上げ・運用ができる

都道府県・路線・駅データの一括インポートや自動初期設定機能が用意されており、導入時の作業ステップが整理されています。

公式サポートでも、

「WordPressを普段から使っている人なら問題なく使える」

と案内しており、エンジニアを常駐させなくても自社スタッフだけで運用していける設計です。

導入したユーザーからも、

「WordPress初めてでも不動産ポータルができた」

「初期設定も迷わずできた」

といった声が公式ページに掲載されています。

大手ポータルに近いユーザー体験を自社サイトで再現できる

  • 高度な物件検索(エリア・路線・駅・賃料・広さ・間取り・こだわり条件)
  • マイリスト(お気に入り・閲覧履歴・検索条件保存)
  • 問い合わせフォームへの物件情報自動連携

など、SUUMO・アットホームのような大手ポータルで一般化されている機能が標準搭載されています。

また、数万〜数十万件規模の物件にも対応しているため、一定の物件数がある事業者でも利用できます。

ブロックエディタ・クラシックエディタ両対応など、現代的なWordPress環境への対応が充実している

ブロックエディタ(Gutenberg)とクラシックエディタの両方に対応しており、既存の運用フローを大きく変えずに導入できます。

それ以外にも、

  • PWA対応
  • 管理画面の日本語・英語切り替え
  • microdata形式のパンくずリスト
  • OGP
  • metaタグ設定

なども標準装備されています。

また、LP制作機能も内蔵しており、不動産会社向けのランディングページも同一テーマ内で作成できます。

デメリット

価格が税込198,000円と高額で、物件数が少ない事業者には費用対効果が出にくい

一般的なWordPress有料テーマの相場が1〜3万円台、高くても5万円前後であることを考えると、「GRAVITY」の198,000円は突出した価格帯です。

口コミでも、

「ひとり社長や零細企業には安くない」

「自社物件がもっと増えたら検討したい」

という様な声が見られます。

物件数が少ない段階では検索機能のメリットが十分に発揮されず、SEO上の効果も出にくいため、導入前に現在の物件数と今後の増加計画を確認することが重要です。

不動産業以外のサイトには転用できない

GRAVITY」は不動産ポータルサイトに特化した設計のため、コーポレートサイト・ECサイト・ブログなど他の用途への流用はほぼできません。

なので将来的に業態転換をした場合や、不動産業を縮小した場合にはテーマを使い続けることが難しくなります。

業種に特化したテーマである以上、ある程度割り切って判断する必要があるので気を付けて下さい。

既存サイトからの移行には一定の作業コストがある

すでに別のシステムやWordPressテーマで物件データを管理している場合、「GRAVITY」の形式に合わせたデータ移行作業が発生します。

その為、既にサイトが出来上がっている場合は移行コストも含めた導入計画を立てることをおすすめします。

おすすめな人・おすすめしない人

おすすめな人

  • 自社ポータルサイトで集客を強化したい不動産仲介会社・不動産管理会社(特に物件数が数十件以上あるか、今後増やしていく計画がある事業者)
  • SUUMO・アットホームへの広告費を削減し、自社集客への転換を検討している中小不動産会社
  • エンジニアを雇用せず、自社スタッフだけでポータルを構築・運用したい会社(WordPressの基本操作ができれば対応可能)
  • 賃貸・売買・事業用など複数種別の物件を扱っており、1つのシステムで一元管理したい不動産会社
  • 不動産会社向けのサイト制作を受託しており、限定ライセンスを取得して短期間・低コストで構築したいWeb制作会社・フリーランス

おすすめしにくい人

  • 不動産以外のサイトを作りたい人(コーポレートサイト・ECサイト・ブログ・店舗サイト等には転用できない)
  • 自社物件の掲載数が少なく、今後も増やす予定がない小規模事業者(機能を活かしにくく、費用対効果が出にくい可能性がある)
  • 198,000円の初期費用の負担が大きいと感じる個人事業主や零細企業(導入後の集客計画も含めて慎重に検討が必要)
  • デザインを大幅にカスタマイズして独自性を追求したい人(TCDオプションの範囲を超えるカスタマイズにはCSSやPHPの知識が必要)

よくある質問

無料テーマとの違いは?

無料テーマには不動産業務に特化した機能は搭載されていないため、物件検索・物件管理・路線データインポート・マイリストといった機能を使うには別途プラグインや外部システムが必要になります。

GRAVITY」はこれらの機能をテーマ単体で実装しており、不動産ポータルサイトとして必要な仕組みが最初から揃っています。

また、物件ページ・検索ページ・トップページを含む全ページが統一されたデザインで設計されている点も、無料テーマとは大きく異なります。

どんなサイト作りに向いている?

賃貸・売買・事業用など複数種別の物件を掲載する不動産物件ポータルサイトの構築に特化したテーマです。

地域密着型の不動産ポータル、シェアハウスサイト、外国人向け物件サイトなどにも活用できます。

また、ポータルサイトと企業サイト(会社概要・お知らせ・ブログ)を1つのWordPressインストールで運用できる構成にも対応しています。

一方で不動産業以外の用途には向いておらず、業種の転用は想定されていません。

初心者でも使える?

WordPressの基本的な操作に慣れている方であれば、エンジニアなしでも運用できる設計です。

都道府県・路線・駅データの一括インポートや自動初期設定機能が用意されており、導入時の作業量を減らす工夫がされています。

一方で、WordPressをまったく使ったことがない方には一定の学習コストが発生する可能性があります。公式のサポートやTCD LABOのQ&A記事を活用しながら進めることをおすすめします。

また、細部のデザインをカスタマイズしたい場合はCSSやPHPの知識が必要になる場面もあります。

サポートやマニュアルはある?

サポートはメールのみの対応で、インストール・初期設定・使い方が対応範囲です。

電話やチャットでのサポートは公式に案内されていません。WordPressの基本操作・サーバー設定・カスタマイズは対象外です。

オンラインマニュアルは購入時に付属されており、それ以外にもTCDの公式ブログ「TCD LABO」にGRAVITY専用のQ&A記事などが公開されており、そちらでも使い方などを確認できます。

複数サイトで使える?

購入時に自動で付与される通常ライセンスの範囲では、購入者本人が所有・管理・運営するサイトであればサイト数の制限なく利用できます。たとえば、自社が運営する複数の不動産ポータルサイトに同じテーマを使うことは可能です。

一方で、Web制作の受託などで第三者(クライアント)のサイトにGRAVITYを使いたい場合は、別売の限定ライセンス(税込33,000円・証書発行から3年間有効)が別途必要です。

まとめ

この様に「GRAVITY」は、不動産物件ポータルサイトの構築に特化したWordPressテーマです。

全8種の物件種別対応・路線データ一括インポート・問い合わせフォーム自動連携・マイリスト機能など、大手ポータルに匹敵する機能をテーマ単体でカバーしており、開発コストを大幅に抑えながら自社集客サイトを構築できる点が強みです。

 

一方で、税込198,000円という価格は物件数が少ない事業者には費用対効果が出にくく、不動産業以外への転用もできないため、導入前に自社の物件数・集客計画・運用体制を整理したうえで判断することをおすすめします。

自社の不動産ポータルサイト立ち上げを検討している方は、まず公式デモサイトで実際の操作感とデザインを確認してみてください。

おすすめの記事