
「FAKE」はコーポレートサイト向けのWordPressテーマで、スタートアップやベンチャー企業を主なターゲットに、機能をあえて絞り込むことで、
「短期間でクオリティの高い企業サイトを作る」
と言うことに特化しているのが大きな特徴です。
動画対応のフルスクリーンヒーローヘッダーや、トップページ用のコンテンツビルダー、実績紹介に使えるカスタム投稿タイプなど、企業サイトに必要な要素が一式そろっています。
この記事では、「FAKE」の特徴・メリット・デメリットを解説していきます。
主な特徴
動画も使えるフルスクリーンのヒーローヘッダー
https://tcd-theme.com/tcd074からの引用画像
「FAKE」のトップページは、画面いっぱいに広がるヒーローヘッダーが主役です。
静止画のほか、MP4動画やYouTube動画をフルスクリーンで表示でき、訪問者へ第一印象を強く演出できます。
画像スライダーにはストライプ状に交錯する動きのあるアニメーションを適用でき、スライドごとに検索フォームやニュースティッカーの表示を切り替えることも可能です。
そしてスマートフォンでもヘッダー動画が全画面で再生される仕様となっています。
ドラッグ&ドロップで組めるトップページ専用コンテンツビルダー
https://tcd-theme.com/tcd074からの引用画像
トップページのコンテンツは、専用のコンテンツビルダーで作成します。
画像とテキストを入力して埋めていくだけでコンテンツが完成し、並び順はドラッグ&ドロップで自由に入れ替えられます。
また、設定を工夫すれば、トップページをランディングページのような1枚完結型の構成にすることも可能です。
実績紹介に強いカスタム投稿タイプ「実績」
https://tcd-theme.com/tcd074からの引用画像
「FAKE」には、施工実績や導入事例などを掲載するためのカスタム投稿タイプ「実績」が用意されています。
実績は「施設タイプ」「エリア」のような2つのカテゴリーで分類でき、詳細ページには複数の画像や情報一覧のテーブル、任意のリンクボタンを設置できます。
編集画面内にもコンテンツビルダーが実装されており、項目が「テキストと画像」「情報一覧」の2種類に絞られているぶん、迷わずスピーディーに入力できる設計です。
コンテンツ数を限定した固定ページテンプレート3種
https://tcd-theme.com/tcd074からの引用画像
会社案内に使えるABOUT、採用ページ用のRECRUIT、代表メッセージ用のMESSAGEという3種類の固定ページテンプレートが付属します。
それぞれ掲載できるコンテンツ数があらかじめ限定されたフォーマット型になっており、「何をどこに載せるか」で迷わずにページを完成させられます。
また、フル幅画像にはパララックス(スクロールに合わせて背景が動く演出)を適用でき、印象的なページが作りやすいです。
コードを書かずに調整できるTCDテーマオプション
https://tcd-theme.com/tcd074からの引用画像
色の変更やロゴ、ローディング画面などの設定は、管理画面のTCDテーマオプションからコード不要で行えます。
オプション画面内にデモサイトのプレビューをポップアップ表示できる機能があり、どの設定が画面のどこに反映されるのかを初心者でも把握しやすくなっています。
ページごとにmeta titleやmeta descriptionを設定でき、パンくずリストには構造化マークアップが適用されるなど、基本的なSEO関連の機能も標準で備わっています。
コーポレートサイト向けに最適化された1カラム設計
https://tcd-theme.com/tcd074からの引用画像
「FAKE」は全ページが1カラム(サイドバーなし)の設計で、ビジュアルを大きく見せるモダンなレイアウトに統一されています。
そしてブログ機能も搭載されており、記事一覧は大きめのアイキャッチと抜粋文で構成され、ウィジェットは記事下部に配置される仕様です。
また、管理画面は日本語と英語に対応し、英語版のデモサイトも用意されているため、海外向けのコーポレートサイトにも展開しやすくなっています。
購入・ライセンス
「FAKE」は買い切り型のテーマで、月額費用などは発生しません。
価格については変更される可能性もあるので、必ず公式サイトで確認してください。
購入すると通常ライセンスが自動的に付与され、購入者本人が所有するサイトであれば、サイト数の制限なく利用できます。
たとえばコーポレートサイトと新規事業のサイトなど、自社所有の複数サイトに同じテーマを使うことが可能です。
ただし、通常ライセンスは第三者が所有するサイトの制作には利用できません。
Web制作会社やフリーランスがクライアントのサイト制作にFAKEを使う場合は、別売の限定ライセンス(税込33,000円・3年間有効)の購入が必要です。
メリット
短期間で完成度の高い企業サイトを立ち上げられる
「FAKE」は、機能を絞り込んだフォーマット型の設計により、サイトを「一気に完成させる」ことを念頭に作られています。
固定ページテンプレートは掲載コンテンツ数が限定されているため、構成に迷って作業が止まる心配が少なく、限られたリソースでもスピーディーに企業サイトを形にできます。
なので公式に掲載されているレビューでも、短期間で「会社のホームページらしく」仕上がった点を評価する意見が見られます。
ファーストビューの訴求力でブランディングしやすい
フルスクリーンの動画ヘッダーは、企業の世界観や勢いを一瞬で伝えられる強力な要素です。
スマートフォンでも動画が全画面再生されるため、モバイル中心の閲覧者にも同じインパクトを届けられます。
このトップページのインパクトによって、ブランディングや印象付けがしやすくなっているので、特徴的で目立つファーストビューを発揮してくれます。
BtoBで重要な実績ページを効率よく量産できる
カスタム投稿タイプ「実績」を使えば、導入事例や施工実績を2つのカテゴリーで整理しながら掲載できます。
情報一覧のテーブルは項目の追加が無制限で、並び替えもドラッグ&ドロップで行えるため、案件ごとに異なる情報を柔軟にまとめられます。
実績やサービス紹介が受注の決め手になりやすいBtoB企業にとって、使い勝手の良い機能です。
初心者でも操作しやすい管理画面
テーマオプション画面からデモサイトのプレビューを確認しながら設定できるため、WordPressに慣れていない人でも設定箇所を把握しやすい作りです。
公式サイトのレビュー欄でも「素人でも作りやすいUI」という評価があり、操作性を重視しつつハイクオリティなコーポレートサイトを作れるテーマとして評価されています。
リリース後もアップデートが続けられている
「FAKE」は2019年に発売されたテーマですが、クイックタグやテーマオプション画面の刷新を含むメジャーアップデートをはじめ、バージョンに合わせた調整や不具合修正が続けられています。
また、MESSAGEテンプレートの掲載コンテンツ数が4つから7つに拡張されるなど、機能の追加も行われています。
ちなみに直近のアップデートは2026年5月です。
なので発売から時間が経っても更新が止まっていないため、長く使い続けやすい安心感があります。
デメリット
サイドバーを設置できない
「FAKE」は全ページが1カラム設計のため、サイドバーを設置できなくなっています。
ウィジェットの配置場所は記事下部が中心となるため、サイドバーからの回遊導線を重視するメディア型の運用にはあまり向いていません。
拡張性より完成の速さを優先した設計
「FAKE」は機能を集約したコーポレート特化型のテーマで、会員機能や多層的なカスタム投稿タイプといった多機能路線ではありません。
カスタム投稿タイプは「実績」の1種類のみで、固定ページテンプレートの掲載コンテンツ数にも上限があります。
上限を超える構成にしたい場合はコードの改変が必要になり、改変した部分は通常サポートの対象外となる点にも注意が必要です。
おすすめな人・おすすめしない人
おすすめな人
- 限られたリソースの中で、短期間で見栄えのするコーポレートサイトを立ち上げたいスタートアップ・ベンチャー企業
- 導入事例や施工実績のページを整理して掲載したいBtoB企業のサイト運営者
- フルスクリーンの動画ヘッダーで、企業の第一印象やブランディングを強化したい人
- コードを書かずに、管理画面の操作だけで完成度の高い企業サイトを作りたいWordPress初心者〜中級者
- 英語版のコーポレートサイトも視野に入れている企業
おすすめしない人
- サイドバーを使った回遊導線やメディア型のレイアウトを重視する人
- 会員機能や予約機能など、多機能を1つのテーマでまかないたい人
- 細部まで独自にテーマの機能から逸れたカスタマイズをしたい人
よくある質問
無料テーマとの違いは?
「FAKE」は、動画対応のフルスクリーンヒーローヘッダーやトップページ専用のコンテンツビルダー、実績紹介用のカスタム投稿タイプなど、コーポレートサイトに特化した機能を標準で備えています。
コンテンツ数を限定した固定ページテンプレートにより、構成に迷わず短期間でサイトを完成させられる点も、汎用的な無料テーマにはない強みです。
また、購入者はマイページ経由で販売元のサポートを受けられるため、困ったときに問い合わせできる安心感があります。
どんなサイト作りに向いている?
「FAKE」はコーポレートサイト向けのテーマで、特にスタートアップやベンチャー企業のサイト制作を想定して設計されています。
デモサイトは不動産デベロッパーをイメージした構成で、実績紹介を軸にしたBtoB企業のサイトとも相性が良い作りです。
ブログ機能も備えているため、企業サイトにオウンドメディアを併設する運用にも対応できます。
初心者でも使える?
トップページはコンテンツビルダーに画像とテキストを入力していくだけで組み立てられ、色やロゴなどの設定も管理画面からコード不要で行えます。
テーマオプション画面にはデモサイトのプレビューを表示する機能があり、どの設定がどこに反映されるかを確認しながら作業できるため、初心者でも比較的取り組みやすい設計です。
ただし、テンプレートの上限を超える構成やデザインの細かな改変にはコードの知識が必要になる場面もあります。
サポートやマニュアルはある?
購入時にマニュアルが付属しているのに加えて、公式サイトの問い合わせフォームによるメールサポートが用意されています。
ちなみにサポートの対象は、テーマのインストール・初期設定・使い方に関する内容です。
個別のカスタマイズ、サーバー設定、WordPress自体の基本操作についてはサポートの対象外となっています。
複数サイトで使える?
通常ライセンスの範囲内であれば、購入者本人が所有するサイトに限り、サイト数の制限なく利用できます。
たとえば、自社のコーポレートサイトと採用サイト、新規事業のサイトに同じテーマを使うことは可能です。
ただし、Web制作の受託などで第三者のサイトに使いたい場合は、別売の限定ライセンス(税込33,000円・3年間有効)が必要になります。
まとめ
この様に「FAKE」は、機能を絞り込むことで「短期間で完成度の高いコーポレートサイトを作る」ことに特化したTCDテーマです。
動画対応のフルスクリーンヘッダーによる訴求力と、迷わず組めるフォーマット型の設計は、リソースの限られたスタートアップやベンチャー企業にとって心強い組み合わせです。
一方で、サイドバーが使えない1カラム設計や拡張性の制限など、運用スタイルによっては合わない面もあります。
まずはデモサイトで雰囲気を確かめて、自分の作りたいサイトと相性が良いか検討してみてください。






