「ICONIC」はWordpressでECサイトを構築するのに特化したテーマとなっています。
WordPressでECサイトを作る場合は「Welcart」と呼ばれるプラグインを使用するのが主流です。
しかしこのプラグインに対応できるテーマは限られており、全てのテーマで使えるものではありません。
そしてこれに対応しているのは「ワードプレス公式テーマ」が殆どで、見た目が地味なものが多くカスタマイズ性にも優れません。
そこで「ICONIC」はデザインが良く、公式テーマ以外に「Welcart」に対応した数少ないテーマとなっています。
この記事ではそんな「ICONIC」とECサイトの5種類の構築方法について書いているので是非参考にして下さい。
ECサイトの5つの作り方
5つの作成方法
- ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)
- パッケージ
- クラウドEC
- フルスクラッチ
- オープンソース
ECサイトの作成方法は大きく分けて上記5種類が存在します。
この5種類の違いを把握しておくと「ICONIC+Welcart」でECサイトを作成するメリットが見えてきやすいです。
その為、上記5種類について知らないという方はこの項目から読み進めるのをおすすめします。
「もう知っている」
「既にWelcartで作ることに決めている」
と言う方はこの項目は飛ばしてしまって大丈夫です。
ちなみにWordPressでWelcartを使用して作る方法はオープンソースのやり方に分類されます。
ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)
こちらはECサイトを構築する為のサービスを利用してサイト作りをする方法です。
自分自身でサーバーのレンタルやショッピング機能を作るなど、サイトを一から開発するという事はしません。
そのサービスを提供している会社に料金を払い、インターネット経由でサイトを作ることになります。
ちなみにこの料金は無料で使える所もあれば数万円の月額料金が必要な所もあります。
しかし下で紹介している、
「フルスクラッチ」「パッケージ」
など本格的な方法となると、数十万円~数千万円など桁違いの費用が掛かることが珍しくありません。
それらに対してASPは無料で利用できるという事もあり、入門向けとして良くおすすめされています。
しかしこのASPでは決められた枠組みでサイト作りする事になるので、カスタマイズ性に欠けるのとシステム連携が出来ないです。
その為、本格的にオリジナリティあるECサイトを始めるという場合にはあまり向いていません。
パッケージ
ECサイトとしての形が作られたフレームワーク(骨組み)を元にサイトを構築する方法です。
その為、1からサイトを作るよりも費用と時間が抑えられ自由なカスタマイズ性にも優れています。
それでも初期費用として数十〜数千万円以上掛かってしまうので、ASPなどと比べると費用は高いです。
その他、月額料金として数万〜数百万円も必要になります。
また始めに導入した骨組みをベースに開発するので、年月が経つほどシステムが古くなってしまいます。
それをバージョンアップする必要も出てくるので、継続的に高額なメンテナンス料金が必要です。
この様に費用がたくさん掛かりやすいことから、
「年商1億円を超えるECサイトに使われる」
と一般的に言われています。
クラウドEC
こちらは上で紹介した「ASP」「パッケージ」の良い所取りした様な作り方です。
内容としては実質ASPと同じ様な物で、サービスを提供している会社に料金を払いインターネット経由でサイトを作る事になります。
ただし一つ大きな違いとしてサイトのフルカスタマイズとシステム連携をする事が可能です。
その為ASPでの弱点であった、
「カスタマイズ性に欠ける」
と言う点が解消され、パッケージの様にサイトを作り込むことが出来ます。
またパッケージではシステムが古くなると改修が必要になりますが、クラウドECでは自動で更新されるのでその必要もありません。
これによって定期的に起こる大掛かりな作業やコストも抑える事が可能です。
しかし費用については初期費用として数十万円~数百万近く、月額料金も数十万円掛かってしまいます。
なのでASPの様に低予算で出来る方法ではありません。
フルスクラッチ
こちらは既存のフレームワークやサービス、ソフトウェアなどを一切使わず完全に一から構築する方法になります。
全てを好きなように作り上げる事が出来るので、カスタマイズ性に最も優れ、仕様変更する際も柔軟に対応する事が可能です。
しかしその分、最も費用が掛かる方法でもあり、初期費用として数千万円以上掛かります。
その為、一般的な目安として、
「年商50億円以上のサイトに使われる方法」
と言われています。
オープンソース
こちらはソースコードを自由に改良可能な無償提供されているソフトウェアを使用して作る方法になります。
なので費用をとても安く抑えられる方法です。
ちなみにWordpressを使った方法はWelcartと言うソフトウェアを使用して構築するという事になります。
このWelcartはWordpressをECサイト化させるプラグインとなっており、インストールするだけでショッピング機能を搭載させる事が可能です。
しかしこのプラグインはテーマによっては相性が悪く、基本的にWordPress公式が用意しているWelcart対応テーマを使用する必要があります。
この対応テーマはとてもシンプルなものが多く、言い方を変えれば地味な物が多いです。
なのでWelcartのデメリットとしてデザイン性に欠けるという点が挙げられます。
しかしこのデメリットは今回紹介する「ICONIC」を使う事で解決する事が可能です。
ここからはそのICONICついて詳しく解説していきます。
ICONIC特有の便利な機能と特徴!
デザイン性とコスパに優れるWelcart対応テーマ!
https://www.welcart.com/のトップページ
上で書いたようにWelcartでは使えるテーマが限られてしまい、作りたいデザインにするのが難しいです。
これは上で紹介した「フルスクラッチ」などで作成したサイトと見比べてしまうと明らかな差が出てしまいます。
しかし「ICONIC」はWelcart対応でありながらも、TCDらしい綺麗なデザインで作られていて見栄えがとても良いです。
デザイン性に関して言えばフルスクラッチやパッケージなどの高額な作り方に負けないクオリティに出来ます。
その為「ICONIC」の価格はWordpressテーマとして見ると高額ですが、数百万円以上掛かるECサイト構築方法と比較するととても安いです。
優れたデザイン性を可能にする機能!
イチオシ商品を目立たせられるヘッダースライダー!
http://tcdwp.fun/tcd062/2018/04/03/header-slider/からの引用画像
トップページを開いて一番に目に入るヘッダー画像には、商品ページをリンク付ける事が出来ます。
またアニメーションを付けてキャッチフレーズを登場させる事も可能です。
この部分はとても目立つ部分なので、特に見て貰いたいものを載せると最大限効果を発揮してくれそうです。
認識性が高いメガメニュー機能!
http://tcdwp.fun/tcd062/2018/04/02/megamenu/からの引用画像
多くのテーマではカーソルを合わせると下に文字だけが並んで表示される「ドロップダウンメニュー」のみが多いです。
しかしこの「ICONIC」の場合は横に広がったり、画像と一緒に表示が出来る「メガメニュー」が存在します。
これによって文字だけのメニューよりも見栄えが良くなり、どの様な内容なのかが具体的にわかりやすいです。
回遊率と収益を向上をさせる機能!
おすすめ商品表示機能!
http://tcdwp.fun/tcd062/2018/04/01/item-recommend/からの引用画像
「ICONIC」では関連記事の他に、
「この商品を買った人はこんな商品も買っています」
と言うおすすめ商品を載せる事が可能です。
この項目では過去一年間に商品ページの商品と一緒に購入されたものが表示される仕組みになっています。
ランダム表示とショートコード対応の広告!
「ICONIC」では広告のランダム表示に対応しており、専用ウィジェットに設定した広告に適用させられます。
この大きな利点はウィジェット形式になっている点で、他のウィジェットと同じように様々な場所に表示する事が可能です。
ちなみに公式の説明によると、このランダム表示に対応しているテーマはTCDにしかありません。
その他ショートコードを使って広告表示が出来るので、テキストが打てる箇所であればどこにでも設置出来ます。
優れたレスポンシブデザイン!
スマホ専用のウィジェット配置
http://tcdwp.fun/tcd062/2016/10/24/sp-widget/からの引用画像
ICONICのウィジェットには2種類あり、スマホとPCそれぞれに分けて設定する事が可能です。
これによってスマホとPCそれぞれに最適なレイアウトを作る事が出来ます。
スマホでのフッターバー、ヘッダーバー追従対応!
最近のテーマではスマホでの「ヘッダーバー、フッターバーの追従」は定番と言って良い機能ですが、勿論このテーマにも実装されています。
フッターバーの項目
- 自由
- シェア(SNSボタン表示)
- 電話
フッターバーの項目についてはこれら3種類を自分の好きな組み合わせで設置する事が可能です。
また登場の仕方もフェードなどアニメーションを付ける事が出来ます。
カスタマイズと操作性!
簡単に作り込みやすい「TCDテーマオプション」
ICONICを使用テーマにするとWordpressのメニューである「外観」の項目に「TCDテーマオプション」が追加されます。
サイドバーウィジェットなどの配置以外であればこのメニューだけで様々な設定が可能です。
カテゴリー毎にわかりやすく設定項目が分かれているので、素早く自分が設定したい項目をいじりやすくなっています。
記事作成を助けるクイックタグ!
記事編集のビジュアルエディターでは「ボタン」「枠」「ブログカード」「Youtube動画」など簡単に設置できる「クイックタグ」が存在します。
これによって自分でわざわざコードを書いたり、別でプラグインを入れなくても手軽に記事を作り込むことが可能です。
また記事のレイアウトを部分的に2列、3列にすることも出来るので、情報量の多い記事で活用すれば一目で読みやすくなります。
私自身、他のTCDテーマで活用していますが記事作成の時間を短縮して簡単に読みやすい記事を書けるのでとても役立っています。
ちなみにクイックタグの内容や見た目については以下のページで確認が可能です。
種類豊富なSNSボタン!
http://tcdwp.fun/tcd062/2018/03/08/social/からの引用画像
SNSボタンが充実しており全部で6種類(Twitter、Facebook、Instagram、Pinterest、Flickr、Tumblr)用意されています。
ボタンデザインについても5種類用意されており、カラーからモノクロまで多彩です。
ICONICはこんなサイト作りにおすすめ!
ICONICのまとめ!
- トップページでイチオシ商品を目立たせられる!
- メガメニュー搭載!
- 関連記事だけでなくおすすめ商品表示機能を搭載!
- スマホ表示専用のウィジェット配置が可能!
- 簡単に作り込みやすい操作性に優れる機能!
- 豊富なSNSボタン!
低コストで完成度の高いECサイトを作りたい方におすすめ!
先に書いた通り、完成度の高いサイトを作ろうとすれば「パッケージ」「フルスクラッチ」で作る事になるので莫大な費用が掛かります。
それに対してICONICではそれらの作り方に負けないデザイン性を持ちながら費用がとても安いです。
具体的な費用を挙げるとすれば、
- レンタルサーバー料金(月額数千円)
- ドメイン料金(年間1000円~2000円程度)
- ICONICの購入費用
勿論、この他にもやりたい事によっては更に掛かる場合もありますが「パッケージ」等と比べればとても安いです。
その為コストを抑えてクオリティの高いECサイトを作りたい方にとても向いています。